上手く年をとるということはどういうことだろうか?
母親から電話があると彼女はよく電話口で「一日誰ともしゃべらない日があって、気が狂いそうになる」と言っていたりしたが、私は兄弟のいない一人っ子だったので、一人きりでいる事に馴れていたし、昔から苦痛に感じる事はひとつもなかった。
本を読んだり、音楽を聴いたり、自分1人で何かをしている事、時間を潰す事がいくらでも楽しくできた。
そのライフスタイルは今もそうかわらなく、一日、または数日誰ともしゃべらずに何かをしている事は全然苦痛ではない。
(主人が24時間一緒なので、1日誰とも話さないということは今のところないのだが)
むしろ1人の時間が取れないと、気が狂うかもしれない。
スポーツもチームワークの要るスポーツはさほど興味がなく、自分1人で黙々とこなすスポーツを好む。
何はともあれ、自分のライフポリシーたるものが強く、ペースを一環して保ち続ける性格だ。
やりたい事が明確だったので、 仕事を始めても毎日の生活の中で働くという感じも全くせず、結婚をして子供が出来ても、なんのその、子育ても楽しみながらずっとやりたい事だけをしてきた気がする。
年を取る事ははじめてなので(誰でもそうだけど)、どのようにこれからなって行くかわからないけど、出来れば、自分のペースを保ちつつ死ぬまで数多くのバージョンアップをしていきたいと思っている。