Sunday, October 29, 2017

Need variety hotels for wealthy foreign tourists in Japan


 

多様性の乏しい日本についての一つ、ホテル。


私達は、たまに日本に一時期帰国すると、子供夫婦の家にちょっと、親のうちにちょっと、ホテルにちょっと、と分けて滞在する。


せいぜい寝られればいいと思っているので、私たちのホテルは、アパホテルでもビジネスホテルでもいいし、たまにほんのちょっと奮発して、まあまあのホテルにする場合もあったりして、まあ言うなれば庶民のレジャーレベル程度だ。






自分とは関係なくても、ホテルを予約する際にいつも感じることは、グローバルスタンダードな高級ホテルって日本は非常に少ないな、という事実だ。



日本には今沢山の外国人観光客が押し寄せている。
節約組のバックパッカーから、マジョリティーがまあまあ普通の一般庶民ランク層の観光客だろう。


日本は一昔前のようになんでも高い、という高嶺の花ではなくなって、ショッピングと食事目当てでやってくる近隣諸国のツアー客もとても多い。


一般人が楽しむレジャーという位置づけしかなくて、おカネを使うことに抵抗がない富豪観光客たちが気兼ねなく楽しめる&滞在できるホテルは超少ない。




「一流」と言われる旅館スタイルは非常に独特で、インターナショナル的高級ランクに位置ずけするのは難しい。



アッパー裕福層は、日本のすばらしい文化やおもてなしなどだけで日本旅行が満足するというわけではない。



彼らは心地よく旅行をしたい最低基準というもがあり、その部分への要求にも応えてあげなければ、特に他に希望レベルの宿泊場所が見つからなかったら、日本旅行そのものも「じゃあやめようか」ということになるのだ。



今後も、さらにもっともっと国民人口が減少して高齢社会になるのは避けられないのだから、外国人観光客も対象とした観光戦略を打ち出し「産業」として発展させていかざる得ないと思う。



それには庶民レジャー的な観光の他に「多様性」が必要だという事実を受け入れることが必要になっている。

Wednesday, October 25, 2017

The book review of killing commendatore.







「騎士団長殺し」



待ちに待ったこの本を大切に読みたいと思い、ずいぶん前に購入したものの、仕事がひと段落するのを待ち、その次の大仕事に突入する間、10月に入ってようやく読み始めることとなった。
個人的には面白くて、徹夜で読んだ。


私はハルキストではないけども、やはりこの人の「プロの力量」には正直まいってしまった。



難しいことは考えなくていいと思う。



喪失と回復をテーマにした異世界をめぐるファンタジー冒険で、ムラカミワールドがふんだんなく詰まった小説だ。

いかにも村上春樹的な「私」が、いかにも村上春樹的なアイテムをはべらせて、いかにも村上春樹的な登場人物たちと、いかにも村上春樹的な会話や交流を持ちながら、いかにも村上春樹的な状況と謎に巻き込まれて物語は進んでいく。




主人公が画家なので、今回は絵を描く描写がおおいけど、この「私」が語る絵画論は、村上春樹本人の創作に対する意識なのだろうなあと思った。



これまでにも多かった現実世界と異なる世界、向こう側とこっち側を行ったり来たりする構造が、私たち心の奥深くある世界、またはどこか潜在意識などの人間概念や関連性はここでいうイデアとメタファーになっている。



村上春樹のパターンにはいつも、

●クラシック、またはジャズが好きな主人公
●熟女と知り合う
●喪失感や虚無感を抱えた主人公
●何かを探している主人公
●世界は2層になっていて、現実と異界が接触している
●壁とか井戸、地下、穴
●邪悪なモノ
●2重構造メタファー
●理由が明示されずに突然終わりを告げる夫婦生活
社会からデタッチされている僕

と挙げるときりがないが、今回は女性ではなく、援助してくれるのはみんな男性、
そして、最後には夫婦関係のやりなおしと子供を育てようと思える「安定した自我」や希望まで完成している試みでぶったまげる読者も多かったに違いない。

Sunday, October 08, 2017

Oct is kepyok anniversary






「Kepyok 記念月とハンドメイドバザーによせて」


kepyokがたってから早くも5年近くなりました。初めは、単なる自分たちの住処だったのが、4年前から多くのサポーターに支えられ毎日毎日数えきれないほどのお客様お迎えしています。



笑顔で「リフレッシュした」と帰られるお客様を見るのが私たちの最大の喜びであり、そして、それはもっともっとkepyokを続けていこうという原動力になっています。



場所というのは面白いもので、ワインのように成熟していくのだということを知りました。

それは単に、周りの植物が大きく育って景色が変化したり、数年も経てばあらゆるところが痛んできて、などというものだけではありません。

成熟は、私たちオーナーだけではなく、kepyokを訪問してくれる一人一人から作り出されるものです。

それが時間とともに発酵してここの雰囲気を作っていっているのだと思います。




多くの人たちに恵まれ、助けられ、本当にありがたく感じています。

ー感謝の気持ちをいつも忘れずに。


「どうもありがとうございます」

Wednesday, October 04, 2017

Misdirected - Child-mother overseas study





2000年過ぎた辺りからよく多くの母子留学を見るようになった。


確かに子供にとっていろんなチャンスや選択技は広がるだろう。


子供の将来のためを考えて「行動する姿勢」は素晴らしいのだけど、真の目的からずれているというか、せっかくポジティブな決意をしているのに、それが上手く活きていないというか。。。



わたし個人の意見は、親子や一人ならまだしも、小学生-高校生に母のみが付いてくるのは反対派だ。




ここで理由をくどくどと述べたくないけど、
親は、なぜ、何のために子どもを留学させ、どんな価値を身に着けさせたいかを、深く考える必要があるのだと思う。



そして、難題かもしれないが、まず親が自ら世界他国で生きのびることができるような教育とは何かを考え、実践して見せることが重要なのではないかとおもう。




言語だけが達者なら、他国で上手く生きることができると思ったら間違いだ。

複数言語で発揮できる専門性やスキル、人間性があって初めて厳しい場所でも生き残れるのだ。