Wednesday, January 10, 2018

The book review “ Lovers in a midnight”.




「すべて真夜中の恋人たち」


購入してから気がついた。
作者名、川上??。。。
もしかして。。。


予想は当たった。
以前に何とも失敗したと思った「乳と卵」と同じ作者だった!!


同じ文体ではなかったものの、読み始めて「やっぱり、」とすぐわかるほど文体の雰囲気が。。。


嫌とも、まあ何とか、とも言える独特の空気感。



 私には主人公女性の行動がどうしてもイライラして感じられた。
繊細すぎてナイーブすぎて、
登場人物誰にも共感は持てないし、その上新鮮でもない。

しいと言えば、終盤の、お互いの心の領域に入り込む様の主人公と女友達のやりとりが緊張感あってよかったかな。




そのくらい。


Sunday, January 07, 2018

still got, lol japanese in a menu.

その昔、おかしな日本語もどきで笑いを誘ったTシャツとかレストランのメニュー。

最近極少になってきたけど、こんなんだったら、別に日本語で載せなくったっていいのに。





















Friday, January 05, 2018

The book review “ in the silent town”.






奥田英朗の「沈黙の町で」。

 中学校のいじめを題材にした話。
どこにでもいる中学生とその家族、そして教師やマスコミ。

500ページ以上のシリアスな重い話だけど、夢中で読んだ。

奥田さんは、凄く軽い感じの話も天下一品だけど、こういうずっしりした話も上手い。



学校内で起きた転落死亡事故、徐々に明らかになってくる事故ストーリーでは、「加害者の親」「被害者の親」、教師、警察、弁護士、検察官、新聞社、当事者の中学生達などそれぞれの立場で、それぞれの目線での心理描写が、自制を変えながら、実にリアルに表現されている。 たくさんの人達がかかわり、それぞれの思惑が入り乱れている。

特に母親の「自分の子どもさえ・・・」という姿や、平凡な生活で、このような事件が勃発した時のパニックのサマ・・・。

結局のところ、「人間というのは自分のことしか考えられない」と、ストーリーの中でも何回も誰かが思っている。

のんきで、刹那的で、短絡的で、自分の事しか考えなくて、結局のところまだまだ子供で、残酷な中学生。
一番やっかいなこの時期、ちょっとした事でいじめや事故に発展してしまう危うさは、どこにでも発生する可能性がある事件なのだろうな。