Sunday, April 24, 2011

Islamic money and banking



最近、イスラム金融がマレーシアでも(マレーシア人以外にもマレーシアに滞在する外国人にも)イスラム諸国以外からも注目されている。

イスラム金融の市場規模は年間平均10-15%程度で成長しており、今後も同様のペースで成長していくと予想している金融機関が多い。
成長の要因としては、オイルマネーの還流、イスラム圏の人口の増加、資源高に伴う資金需要の拡大などが挙げられる。

日本では野村ホールディングスがイスラム教の教義に則した「イスラム金融」を活用し、約60億円を調達している。日本企業がイスラム手法を用いて資金調達するのは初めてらしい。 

イスラム金融は、イスラムの教義、思想であるシャリアに沿った金融取引全般を総称するもので、主な特徴として以下の点が挙げられる。

1.利子はあってはならない。(金融取引に商品取引を形式的に絡めることで、利用者が「金利のようなもの」を受取れる仕組みがある)
これが第一のポイント。
資金の出し手(銀行など)は商品の売り手に対して現金で商品代金を支払い、いったんその商品を購入した上で仕入れ金額に上乗せして商品の買い手に転売する。上乗せしたマージン分が通常の場合の利子に相当するものになる。

2.イスラム教で禁止されているものが関連しているビジネスへの投資はしない。
銀行(利子を扱うため)、豚肉、アルコール、武器、賭博、麻薬、ポルノ関連への投資は禁止されている。

3.利益又は賃料が払われる。

4.取引対象は実物資産。

5.資金や実物資産から実際に発生した利益が支払い金。

6.金融機関は商取引に直接参加する。






イスラム金融の取引形態の代表に、「ムラバハ(購入代行契約)」と「スクーク(イスラム債券)」いうものがある。

ムラバハは、売り手と買い手との実際の売買契約に、銀行が介在する仕組みで、設備や製品などの商品購入に用いられる割賦販売に類似したスキーム。

ムラバハを用いた資金運用は、イスラム金融での資金運用全体の約7割を占めているといわれている最も一般的な取引。

具体的にはまず、買い手の代わりに銀行が売り手から商品を購入し、代金を支払う。
銀行は商品を買い手に引渡し、事後に一括または分割で代金を回収する。
銀行が売り手から購入する代金に、金利分を上乗せした金額を買い手から回収することになる。

一方でスクークとは、銀行や事業法人など保有する資産から生み出される利潤を受け取る権利をあらわす証券である。

通常の債券だと金利の授受を含んでしまうため、利子を含む取引になり、シャリア不適格となってしまう。
まず、スクークの元になる実物資産を購入するために発行体となる特別目的会社(SPC)が設立される。
SPCが実物資産をいったん事業者から購入して、事業者へリースする。
SPCは事業者から決められた期間リース料をもらう。
期間終了時点で対象となった資産を事業者が買い戻す。このときの買取代金がスクークの償還原資となる。





このように、表向きは金利を受取ることなく、それ相当分の金銭を受取れるような仕組みになっているのがイスラム金融だ。
エコノミストたちは今後の世界経済の潮流を占う上で重要なキーワードになると言っている。


9.11以降、多くの資金がアメリカ市場から欧州市場へシフトし、特にドバイへシフトした。しかしここへ来て、リスク分散のため、日本などアジア市場への投資機運も高まっている。

ラブアンにはマネーロンダリングのお金が集まっている。(無記名の割引債を国内の金融 機関に入庫。麻薬売買やギャンブルなどの不法取引で得た汚れたお金を、手際よく洗浄してしまい、証拠品として押収されるのを免れ、かつお金の出所を隠蔽しながら現実に使えるきれいなお金に換えてしまう)

ラブアンはどこの州にも属さず政府が直轄する島で1990年にラブアン・オフショア金融サービスセンター(LOFSA)が設立され、タックスヘブン、オフショア(租税回避地)となっているからだ。今東南アジアや中東の注目を集めている。

中東のあまり余ったオイルマネーやマネーロンダリングのお金でビジネスを活性化するチャンスだ!と、資金調達に動いている知人は周りに意外と多い。

Saturday, April 23, 2011

Clam Pasta





久しぶりのスープたっぷりのあさりパスタ。カラッと揚げたニンニクを後でのせると、スープにもちょっとコクが出て美味しいよ。

Thursday, April 21, 2011

What kind of person would you like to be?



「どういう人間になりたいか」ということが、
 その人の生き方を大きく決めるとおもう。
 
理想とするわたしと今の私の間に、ギャップってなんだろう。

そう思い続けることが人生だ。

それは、人それぞれに想いやターゲットは違うし、
お決まり出生コースを歩む事がその人の幸せでもない。

Wednesday, April 20, 2011

Beauty Drink---too much suger




最近買ってみた女性用栄養ドリンク、箱見てビックリ。
1個43gだけど、内砂糖が6gだって。
このほかにもプルーンとベリーズバージョンがあるんだけど、これは続けられないな。

なんでこんなに何にでも砂糖を入れすぎというくらい入れるんだか理解できない。

Sunday, April 17, 2011

Enhance concentration



カフェで仕事をすると何故はかどるのか?

たしかにたまに気分を変えてカフェで仕事をすると(毎日はやっていないのでわからないが)、
仕事場や家よりもはかどり、短時間の内に密度の濃い仕事ができた満足感が得られる。

何故だろう?

「シゴタノ!」で書かれていたのは、まず「制限時間」について。
カフェであれば閉店時間、あるいはノートパソコンバッテリーの限界時間などだ。

うーん、

制約の中から自主性が立ち上がってきて集中力を生み出すという点はとってもうなずける。

私の場合、非常時とか具合が悪くなったとか、いつ何時与えられた仕事が中断するかもしれないという
状況を前提として「締め切りまであと○日あるからまだいいや」と先延ばしをして仕事の終わりを
ギリギリに設定するということはない。だから家でも甘い推定日をめどにはしないが、
カフェだとそれがさらに集中力アップする。ということは、おそらく気分の雰囲気(モード)なのでは、
と思う。カフェでちょっとしたリラックスプラスお仕事モード。

カフェに来る事によってその状況にぴったりあった気分にすばやく切り替わることができる、といったように。
1人だとさらに集中できる。

一昔前、まだ子供が小さかった頃に原稿などを抱えていると、人がざわざわしている昼間はどうも集中できず、夜中みんなが寝静まってから取り掛かることによって、自分の時間と空間が自由自在になって様な気がしてはかどったものだ。

もうひとつ挙げられている「わざわざ感」。

家で作業できるにも関わらずわざわざ家を出て外に行った。

わざわざお金を払った、という事実に無意識の内に勿体ない、元を取らなきゃという意識がどこかにあるというか・・・。

ちょっとケチくさいけど・・・おまけとして・・・これも確かに言える。。。

Monday, April 11, 2011

Invest Malaysia Conference 2011



PM Najib speeched Invest Malaysia 2011 in this morning 9:15.


"1Malaysia policy is not only 4 national unity and social justice, its also leverages our economic strength.
Malaysia has a ling history of using national development plans to boost economic growth and social development."

"Capital markets master plan(CMP) has been a huge success.
Overseas Malaysian pros returning home to work given flat income tax rate of 15% for 5 yrs.
Unveil new residence pass for high skill foreign worker, allowing them to stay for 10 yrs."

"Government Economic Transformation Program will create 225000 jobs in Malaysia and RM95bil.
Our capital market is worth RM2 trillion, stock market has the most PLCs in ASEAN, we lead the world in Islamic finance."

"Challenge now are different to in 2001, New problems need new solutions, so CMP2 highlights include cutting red tape in financial services and launch of new private pension fund framework.
Promises no distraction, no delays, just swift effective action."





Wednesday, April 06, 2011

Now (2)




重大ニュースに関しての日本の発表というものは「今すぐには健康被害は起こさない」とか、
「大丈夫だが、それでも気になる方は念のため雨に濡れない方が良い」
などと正に言質を取られない言い回しをするので、私にとっては非常に歯切れがよろしくない。

*   *   *


今の日本のマスメディアの報道管制が持ち上げられている。
まるで戦時中、でも現状はもっと最低かも知れない。

普通ネットでいくらでも情報を集めることなど可能だが、翻訳が困難だったり、
アクセスの方法が分からなかったりで、その手が不得意な人にとってはやっぱり容易ではない。
お茶のテレビでテレビをつけっぱなしにしている層などはきっと殆ど全員がこの「通じてない」層だろう。
本人たちは気がつかない。

大げさに報道してパニックを起こさせない、というのが理由かもしれない。
だとしても情報はきちんと伝えるべきで、それからは「自分の判断を委ねる」のがメディアの役割だろう。
日本人は自分で判断ができない子供ということか。

世界は今、リビアやエジプトで起こったネットを機動力とした民主化から、ネットの威力を見せ付けられた。いくら政府が統制しようとインターネットというツールを手に入れた市民はもう騙されない!

でも実は最も分かっていないのが、この国の市民たちのようだった。
北朝鮮や中国と何ら変わらないマスメディアの有りように、だ。


そしてついにはそのネットにも規制が入るようで、これじゃあ中国を笑えない。

日本よ、どうなってしまうのか。

Monday, April 04, 2011

Now (1)



ちょっとブログを怠ってしまった。
2月中旬からちょっと仕事がいそがしかったことと、その上に日本を直撃した大災害で一時的に虚脱、
虚心に陥っていた。

震災から今日で26日目。
地震発生の時、私はある会社にいて、それも日本から遠く離れたマレーシアで、ある人(日本駐在員)が「東北がすごいことになってるよ!」と、時刻にして2時半(日本では地震が発生して1時間くらい)にはじめて知らされた。
インターネットでニュースや動画をチェックしているうちにとてつもない大災害である事が判ってきて。。。

「またきてしまったか・・・」

この会社の駐在員には宮城県から出向している人も多く、みんな必至に携帯電話で家族にコンタクトを試みたが通じず。
その日から、私はひたすらに衛星テレビやネット情報を見続けていた。しかも、TVやPC画面を凝視する傍らで、ツイッターのタイムラインをチェックし、検索を繰り返していた。どうしても目を離すことができなかったのだ。あまりにも強烈で、前代未聞で、心配だったから。
 数日たって、自分は完全なネット漬けであったことに気がついた。普段テレビも見ないのに眠っている時以外は、画面を見っぱなし。

そうしているうちに、軽い鬱のようなかんじになった。



あの圧倒的な地震報道は、私の精神に意外なほど大きなダメージを刻んでいたのだ。私だけではない。この一週間の間、ほとんどすべての日本人は、私と同じように、深いダメージを負っていたはずだ。 
 私はちょっと情報からあえて遠ざかる事に決めた。 さてしかし、情報を見ないことに決めてみると、やることがない。(仕事は忙しかったんだけど)
 仕事が無いわけではないのだが、取り組む気持がいまいちど。



 
実際被災した人が受けた圧倒的な傷の深さを思えば、物理的な損害を受けたわけでもない遠隔地の傍観者が、自身の痛みについてあれこれ語るべきではないのかもしれないこともまた、自分で様々な感情を押し込めていたのだと思う。

こんな大きな悲劇の中にいる人たちに、遠い自分は何をしたらいいのかわからない。

 家を失い寒風にさらされている人に、海に襲われて水の中で果てた人に、マレーシアの家の中から何かを言うことなんて……とてもできない。

 被災した人たちの悲しみや苦しみを、自分はどれくらい想像できるのか。現地の人たちの心の中をどれくらいイメージできるのか、政府がどう対応するのか、自分に問いかけ、悩む。


*   *   *


今、現地では圧倒的に物資は足らないし、テレビに映る避難所などはメジャーで幸せな方らしい。その様な中、自分で被災地に向かい力になれることを上手くシステム化し、率先して動いてくれているボランティアの人たち。本当に頭が下がる想いだ。

地震発生の当初は、外国からは日本人のすばらしさが強調されたりもしたが、
こうした日本人の若者がたくさんいるということに外から見ているととても心強い。



*   *   *



赤十字などの大きな機関による募金も様々なステップを通過しなければならず、まだ実際に被災者に届いていないという事にも驚いた。こんな大災害時になんでそれに従わなければいけないのか。特殊な日本のシステムだ。日本のガン。


*   *   *


自粛ムードは、日本経済の復興にとっても好ましくないし、なにより自粛自体がストレスになる。少しずつかたずけられる町、集まりだすエネルギー。
 まだまだだとは思う。でも毎日毎日が同じように停滞していることがあるはずもなく、ものごとはやはり明るいほうに向って、力強く進んでいることはたしかだと思う。勿論まだ原発問題も解決していないし、これからの日本経済や負担、世界に影響を与えた物事、環境について、問題は途方もなく山積みしているわけだが、少しずつクリアしていくことしかないだろう。



 
<これまで以上によくなる日本>を信じたい。


被災者の方々には少しでも早く日常に復帰できますように。