Wednesday, April 06, 2011

Now (2)




重大ニュースに関しての日本の発表というものは「今すぐには健康被害は起こさない」とか、
「大丈夫だが、それでも気になる方は念のため雨に濡れない方が良い」
などと正に言質を取られない言い回しをするので、私にとっては非常に歯切れがよろしくない。

*   *   *


今の日本のマスメディアの報道管制が持ち上げられている。
まるで戦時中、でも現状はもっと最低かも知れない。

普通ネットでいくらでも情報を集めることなど可能だが、翻訳が困難だったり、
アクセスの方法が分からなかったりで、その手が不得意な人にとってはやっぱり容易ではない。
お茶のテレビでテレビをつけっぱなしにしている層などはきっと殆ど全員がこの「通じてない」層だろう。
本人たちは気がつかない。

大げさに報道してパニックを起こさせない、というのが理由かもしれない。
だとしても情報はきちんと伝えるべきで、それからは「自分の判断を委ねる」のがメディアの役割だろう。
日本人は自分で判断ができない子供ということか。

世界は今、リビアやエジプトで起こったネットを機動力とした民主化から、ネットの威力を見せ付けられた。いくら政府が統制しようとインターネットというツールを手に入れた市民はもう騙されない!

でも実は最も分かっていないのが、この国の市民たちのようだった。
北朝鮮や中国と何ら変わらないマスメディアの有りように、だ。


そしてついにはそのネットにも規制が入るようで、これじゃあ中国を笑えない。

日本よ、どうなってしまうのか。

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