「草祭」 恒川光太郎
相変わらず、不思議な空間情景にトリップさせてくれたショートストーリーは、登場人物が繋がっていて、各ストーリーは好みがあると思う。
なんとなしに、ゲゲゲの鬼太郎の世界と似ている。
世にあるものはみんな多かれ少ないかれあやふやなバランスにあるものだ。
何か一つの要因をずらしたり、入れ替えたりしたらフッと消えてしまう。
自分のいる(と思っている)場所だって、本当は夢の幻想の中かもしれないし、別世界にワープしているのかもしれない。
脳だって当てにならないものだ。
色々忘れっぽくなってくると、「脳だって当てにならない」というのはつくづく感じる。
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