あなたには帰る家がある 山本文緒
それぞれの登場人物が普通ながらも個性ありきで、結構リアルな構成。
発表時がまだ携帯電話がおもいっきり普及していなかったのでポケベルが出てくる。
ストーリー自体25年前の作品とは思えない。
2018年が舞台でも何も違和感がない。
それは、裏を返せば、夫婦や家庭の問題は、当時から、いや昔から何も変わっていない、未来も何も変わらないということか。
結婚とは何だろう。
幸せとは何だろう。
夫婦って忍耐と思いやりだなとつくづく感じたけど、でも綾子みたいな女にだけにはなりたくない。
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