Sunday, April 15, 2018

The worst and dirtiest election in Malaysian history will held in May.





2018史上最悪のダーティーな選挙

かつて新聞にマレーシア関連ニュースを書いていた頃は、国内政治に関してもホットなニュースを追わなくてはならないし、またそれは関心事だった。
この歳ほどにもなると、世の中でどんな事が起こっているか関心は薄れて結構どうでもよくなる。もちろん、将来子供や孫、そして代々(続けば)、そして人間社会を取り巻く環境は悪いより良い世界の方を願っているし、そうなるべき社会に向かってどう進むのかを見守る


4月7日に国会が解散されて、いよいよ選挙に突入するマレーシア。
最近興味は薄れたとはいえ、周りのマレーシア人にとってもこれほどの関心が高いトピックはないし、もうどこもかしこも選挙に向けて浮足立っているので、否応が無しに事態をフォローするようになる。


5年に1回実施の総選挙。
今回の選挙事実上マレーシアの運命を極端に分かすほど、歴史的に60年ぶりの政権交代が期待される選挙なのである。
そして一対一の与党(ナジブ現首相)と野党(他党が団結してマハティール元首相をリーダーとする)の対決だ

みんなあんまり細かい事は言いっこなしの状況に来ている
どこの党が、また誰が当選すれば、その地域にとってこのような 良い事が生み出される、などと言っている次元の場合ではないのだ。

ナジブが再度続行するのであれば、マレーシアという独立国家はなくなると思う。これからもこれまでのように好きなように不正を働き続け、首相の座死ぬまで永久という新法案を作り出すという。



一方で、建国の父といわれる92歳のマハティール。歴史的な政変をここで起こす事が出来るのは彼しかいない、とみんながみんな公言している。

政治から一度足を洗った彼が、独裁開発指導者としてではなく、愛する自国の将来のために最後の力を振り絞って民衆のために立ち上がった。



まずこれまでのナジブ

本人も公言している国際的なスキャンダル
ナジブ一族が関わる政府系ファンド1MDBの巨額公的不正流用疑惑。(これにはディカプリオやミランダ・カーも巻き込んだ米国司法省が民事訴訟を起こすなど世界の6カ国以上で捜査が進められている)
中国マネー獲得のために、マレーシアの外資認可規制を無視し、中国にどんどん身売りしている。マレーシア国産車の「プロトン」の中国企業への身売り、インフラ整備に伴中国政府から巨額の債務、中国人のための4つの人工島が作られ、マレーシアの最も価値のある土地の大半が国人に専有されそれらは外国の土地同様になる。これはすべて、自分の犯した巨額公的不正流用を埋めるためだ。しかし、マレーシア国内は中国の影響力が増大し、国内企業は衰退の一途を辿だろう。

 

そしてここへ来て選挙対策にナジブは、
公務員の給与所得値上げBR1Mなどのバラマキ公約。
与党に有利な選挙区割りの法案改定
マレーシア政府は1MDBについてはフェイクニュースと定義づけて、メディア封じ込めの反フェイクニュース法案強行採決。
マハティールが代表を務めるマレーシア統一プリブミ党への締めつけを強化。 書類不備30日間の活動停止を言い渡した。

選挙日は、59日の水曜日。
ナジブの都合とか、週末は不公平とか(イスラム州が金曜日が休日だから)、過去も平日が数回あった、とか言われていて実際なんで平日になったかわからないが、この日選挙日は急遽休日になった。

もしこれで、野党が勝ったら、このまま水曜日から日曜日5日間の連休になるとも。。。

No comments: