Tuesday, September 01, 2015

The most tainted gov in Malaysian history?






9月1日、今日から実質マレーシア航空(MAS)はなくなり、新しい会社が誕生した。

マレーシア・エアライン・システム(MAS:Malaysian Airline System Berhad)から新たにマレーシア・エアライン(MAB:Malaysia Airlines Berhad)となったのだ。

赤字続きのMASだったが、アブドラーボドウィーーーの身内ベンダー斡旋のはびこり、不運にも昨年の2回の大事故という大打撃で、再建を試みようとしても、実際には困難なものだった。

新たに主導するカザナ・ナショナルはMASから優良資産を継承し、負債を引き受け、従業員は6000人削減、2万人の3分の2程度となり、一部の機能は外部委託することになった。



5月末から6月にかけて全員に解雇通知を送付し、そこから本当に解雇になる人や、新会社でのポジションがオファーされる人と分かれた。
多くの知人も別の職場での転職を考えなければならず、また、オファーされたスタッフも、知人で一番給与を削減された人はRM2000。
これは痛い。それでも多くが他に何をしていいのかわからないと、新たな人生を歩みだすことができずに留まる。

私は28年前に運命のマレーシア航空に乗ってマレーシアに来ており、それ以来マレーシア航空のない事情はよく知っているつもりだが、当時はスタッフらがマレーシアという国の誇りを各自背負っていた雰囲気があった。
多くのスタッフが一丸となって、(今となっては珍しく)会社のために働き、自分たちも一緒に成長し、自分の会社はどんな事があっても、スタッフの首を切ることはないと信じていた。(実際そう言われていた)
成長したMASは、世界の指折りの安全とグッドサービスエアラインにまで上りつめた。

これらの時期を経験したスタッフたちはほとんどリタイアしているが、それでもMASがこんな形となってしまった事にみんな悲しんでいる。

ボドウィを始め続いてナジブと、今年ほどこんなに大きな汚職、腐敗が表立ったことはないだろう。
一昨日は2日間大きなデモがあったが、今後も国民は政府を揺さぶる事がで来るのだろうか?





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