Sunday, July 19, 2015

We try to use Sub irrigation piping.



 ただいま12プロットが出来上がったところで、徐々に土を入れる作業をしている。

土のトリートメントとして、土3:砂2:やぎの糞1

 

ある程度入れた土の上にビニールのレイヤーを入れて,その中に所々小さな穴の空いた太いパイプを入れる。そのパイプから水が土の中にも行き渡るシステムで、SIPSub irrigation piping)と言う。

 

プロットの中で作物を育てるという事で、ファーマカルチャーとは呼べず、またプロットで区切ってしまっている時点で、「これでは自然のままの健全な食物連鎖とはいえないと」という人もいるので、オーガニックとも正式には呼べない。

ただ、私たちは無農薬、防虫薬品も使用しないナチュラルなメゾットでやっていこうと決めた。

 

(チリ農園をやっていたころは、一本ずつバッグの中に植えていたがマレーシアのオーガニック規定では、これもオーガニックのうちに入る)

 

 

ジャングルの中を見ると、昆虫、ミミズ、枯れ草、微生物群のリサイクルによって草木は生き生きとしている。化学肥料なんてあげなくてもいい、自然の摂理に任せておけば、森の中はいかに健康なんだということに驚かされる。

 

畑でも、ためしに収穫期の野菜をそのまま放置しておくと、大株になって、やがて古い葉が落ちそれが腐るときには周囲の雑草も枯れる。すると、その枯れ草をえさにしている土壌動物が集まって、その周りにはより有機物に営んだ、栄養豊かな土壌が出来る。そのうち、株は倒れ、種が落ち、また時期がくればその野菜の小群落ができる。自然には土を豊かにし、より多くの生き物を育てようとするベクトルが存在している。作物には自然の仕組みを活用し、自律的に生育する仕組みがあり、また作物の生育そのものが、土壌や周囲の環境を改変していく力を持っているといえるだろう。

 

植物の生活の智慧から、野菜を健康に育てる道筋、自然に土を肥やしていく方法を模索している。畑で野菜達の見せてくれている姿に学び、どうしたら野菜の生活力を高めることができるかを試行錯誤していく。化学肥料や農薬を「使わない」ではなく、「要らない」という農法を目指したい。

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