世界のニュースはギリシャ破綻のニュースで溢れかえっているが、マレーシアも今それどころじゃない。
このままいけば数年後、ギリシャと同じ運命にあるかもしれないのだから。。。
世界では原油価格が下がっているのに、マレーシアでは昨日7月1日をもってガソリンスタンドではリットルにつき10セント値上がりした。
一体マレーシアでは何が起こっているのだろうか?
アジア経済危機の時以来のリンギの暴落、不景気のところ政治情勢も悪夢が続く状態なのに、ナジブはそれどころではないのだろう。
政府投資基金である1MDBのお金一部がナジブのパーソナル口座に入金されたという記事がウォールストリートジャーナルに掲載させた。マレーシア反汚職委員会が捜査を開始して、証拠の書類はすべて押収したとされているようだが、1MDB側では、そのような事はないと未だに否定しているが、今日はナジブのアカウントが凍結されたようだ。
1MDBで失った金額RM420億はどこにいってしまったのか、未だに政府はしっかりとこたえようとはしていない。
その上警察当局からもバンクネガラからも今の所何のコメントもない。今はどのようにストーリーをカバーアップしようか悩んでいるのだろうが、今後の動きには注目しなければならない。
個人的に、かなりがっかりしたのがバンクネガラのゼティ総裁からの何もコメントがない事。
そりゃコメントできないだろう、、、バンクネガラの業務である、何百億のお金の動きをモニターしていなかったことになるのだから。(またはモニターしていたのにもかかわらず、目をつぶっていたのだから)
彼女はマハティールが首相だった頃に彼に指名されて中央銀行総裁となった人物だ。国の財政を管理するというとてつもない責任のトップ。それも女性ということでかなりの尊敬の念をいだいていたのだけれど。。。
首相や大臣の給料は明かされる事が可能だが、中央銀行総裁というのは、法の上の人という事で収入はトップシークレットだ。
警察はともかく汚職のストーリーに馴れてしまったが、とうとうゼティ総裁まで買われてしまったのか、とちょっぴりショックだ。
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