またまたナジブ首相周辺が騒ついているようだ。
1MDB疑惑が重なっているところにも国民への答えはなし。
数日前は、疑惑に関するスピーチと質疑応答をPWTCで設けたものの、ドタキャン。(警察では、危険を匂わせる情報が入り安全を優先してキャンセルにしたと説明)
マハティール元首相はPWTCに始まる2時間前に来ていて、ナジブが来ないという事実を受けた後に自らスピーチし、5分後に警察にストップを命ぜられるという一幕があった。
そしてサバ州の地震。
すぐにプライベートジェットでサウジへ飛んでしまったナジブは被災地への訪問もないと叩かれている。
もし今選挙があったら、与党は完全に失脚するだろうと言われている。
もうナジブは時間の問題だろう。
でも(ロスマ怖くて)ギリギリまでとどまるのではないか。
そして次に来るのは与党UMNOとPASのタッグだ。
これまでもUMNOとPASは密かにデートを重ねて来たと思うが、被災地への訪問ではPASのハディ・アワンとムヒディン副首相が公に会っている。
(巷ではムシャヒディンが人気あるようだが、ナジブがステップダウンしたら、自然にいったら次はムヒディンだろう)
UMNOとPASのリーダーというコンビネーションは、これまで絶対見られなかった。(今回このことについてムヒディンは偶然だと言っていたが)
今マレーシアには首相になれる人がいない。
そして票を取れなくなったUMNOは必ずPASと組む。そしてPASと組んだらもうマレーシアはおしまいだ。
「ナジブとハディ・アワンがこの国をとりしきったらもうマレーシアは終わり。さらなる汚職とエクストリミズムがはびこるのみ」
国内のインテリジェンスある人達はそういう。
今回、ナジブが国民に1MDBについてはっきりさせないのは、彼は「マレーは自分で考える事が出来ない、脳がない者達」という事をよく知っているからだ。
今の教育方法によってマレーシアは20年前からずいぶん変わって来た。
政府は、これから将来マレーシアを繁栄させるため、子供達にその為の教育をしているのではなく、政府が扱いやすい国民にするために「自分で考える事が出来ない」教育をしている。
その方が自分の都合のようようにコントロールしやすいからだ。
政治家は、自分の利益だけ頂戴すればよいという者がほとんどだ。
今のトップ達はすでに自分の孫の代まで裕福に暮らせるように蓄えている。
多くの英語に達者でないマレー人はその言語の乏しさから知識が身に付かない。複雑な説明も分析も調査も科学的根拠のある実証も考えられなければ,語ること、討論することも出来ない。
日本語、中国語、ドイツ語、フランス語以外では、はっきり言ってこの国で英語をマスターしていなければ、ある程度のレベルから伸びない。
そんなご時世なのにもかかわらず、政府はアラビア語習得を推奨している 。
多くのマレーは、hududがすべてを解決する手段だと思っている。そして全ての問題の解決には、一つの解決策で充分だと思っているらしい。
「Hudud」
「ハディの勝利イコールHudud履行」に繋がっている。
マレーシアの将来をノン・マレーが担ぐ事は決してできない。
リーダーになるパワー権限がない、UMNOやPASのリーダーになることもできない。
ノン・マレーはタックスプレーヤーでしかならない。
この国では。
マレーシアの民主主義は死んでしまっている。
そんなわけで多くのノン・マレーはいつでも国を出て行く事に躊躇はない、どころかいつでもできる準備をしている。
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