Wednesday, November 01, 2017

The book review "the breast and egg".





「乳と卵」。

村上春樹との対談本を持っていて、その聞き手がこの著者の川上未映子だった。

彼女は村上春樹のすべての本を熟読しているようで、最新小説までもすでに詳しく、深い突っ込んだ質問が出来るこの人の本も読んでみたいと思い、私にしては珍しく作家に惹かれて初めて作品を読んでみた。という成り行きだった。


この本を読んだ人に、まずは「どうだった?」と聞いてみたい。平成19年度下半期の芥川賞受賞だったというこの「乳と卵」。
最初の一ページを読んで「なんじゃこりゃ〜」と思って数ページ進む。

「こんな調子で最後まで続くのか?」と思った私は最後の方のページをパラパラと確かめてみる。

「買って後悔した」という言葉も脳裏にチラチラと現れはじめ、でも、もしかしたら読んでいるうちに慣れて反対に病みつきになるのかもしれない。。。という希望のセオリーにかけることを理由のみ最後までとりあえずは、我慢して読んでみた。

文体は非常に読みづらく、形となって浮かび上がって来ない。。。


豊胸手術や初潮並びに以降続く月経、新たな命を生み出すことのできる女性の神秘。
女性の象徴を上手い表現で浮かび上がらせたことが、芥川賞を受賞した作品となったのだろうか?


とにかく、私の読書人生の中では断然異色の存在だった。


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