Sunday, May 29, 2016

Inseparability of body/mind and geographical circumstance.




数年前から主人が興味を持っていたアーユルヴェーダの集中トリートメントでインドに来ている。


その昔、なんでも主人の知り合いが腰の大病を抱えていた。当時世界一の名医が揃っていると言われていたロンドンの大病院に会社が送ってくれたのにもかかわらず結局全然治らず。

 1日中痛みがあり、歩くのもままならなかったらしい。そこでその人はインドのアーユルヴェーダ治療を3ヶ月間試しに受け、完治したという話を聞き、ずっと興味を持っていたのだ。



私たちは幸い病気は一切持っておらず、しいと言えばアユールヴェーダトリートメントで健康をさらに見直そう、若返ろう、すっきりと生まれ変わろう、というのが目的だった。

 

このバンガロールにあるI-AIMというアユールヴェーダセンターは、今流行のリゾート系などではなく、完全な病院だ。

広大な敷地内には、ハーブ薬で使用するハーブの農園があり、大学病院キャンパスがあり、どちらかというとNPOのセンターだ。

病院の医師がいるので、最初のボディチェックは、コンサルタント式で終るのではなく、きちんと医学、科学的にチェックをしてくれる。

検査施設もある程度基本整っていて、人間ドックと同じような感じでチェックをしてから検査結果に合わせたトリートメントの開始をしていく。

アユールヴェーダ医師が、健康促進のために、また病気予防にどの療法がマッチするか各人に処方してくれるのだ。

私たちは10日間なので、10日間用のスケジュールを。

私も主人も違うトリートメントもあるし、同じトリートメントもある。

 

私たちの1日のスケジュールには、2人の施術師が同時に施術してくれるフルボディマッサージ、ハーバルスチームバス、脂肪取りのハーバルボール、シロダハラ、ヨガ、呼吸法、瞑想、最期就寝前にはフットマッサージが毎日あり、その間3食の食事の間には、お茶タイムならぬスープタイムが2回。

 

部屋にはお水を運んだり、血圧を測りにきたり、医師によるチェックにきたり、サプリをもってきたり、部屋の掃除に来たり、ベッドシーツをかえに来たり、洗濯が来たりと、食事が来たり、とひっきりなしの往来があるので、ある日数えてみたらなんと1日に40回も出入りがあった!

 

毎日カラッとしていて、涼しいそよ風の吹く外を部屋から眺めてみると、病院に住み込みで働く庭手入れのおばちゃんが洗濯を干していたり、犬が駆け回っているのどかなインドの風景が見える。

ここら辺の土壌はマレーシアも真っ青な見事な赤土で、それでも植物の成長は見事だ。

 

 

 

 

 

 

「アーユルヴェーダ」はインドが発祥なので、「インドの知識は日本には合わない」という人もいるが、ある意味私もそうだと信じている。

 

それぞれの民族には、それぞれの土地からとれたものを食べ続けて、そこから健康に対する知識を培ってきた。そして、それぞれの身体もこういった気候から生まれた食事に適合するように出来上がっている。

DNAの中に組み込まれているように。

 

(なんと日本で最高に栄養のある食物とされるキノコ類や発酵食品は、アユールヴェーダでは良くないとされている!)

 

 

その国の風土に合った作物や野菜を食べる事が一番いい。

輸入物の野菜果物は、防腐剤がたっぷりだろうし。

私はできるだけ、国で取れた野菜や果物をとるように心がけているし、徐々に自分の済んでいる場所で取れたものをもっと多く食べられるようにしていきたいと願っている。

 

 

 

最近は、健康法・健康食品が多すぎるほど取り上げられるようになったので、健康に関する情報も氾濫し、みんな混乱していると思う。

油や水にしても、結局はどの油が健康によくて、どの水が人間の身体には良いのかわからない。

コマーシャルでこれがいい、あれがいい、と良否の考え方が存在しているだけなのだ。(と思う)

また食事療法以外にも、それぞれの土地には、それぞれの土地の健康法あり。

もし、アーユルヴェーダヨガでも漢方でも試してみて、自分に半分でも合ったとしたら、それはそれで良い結果であり、どこから来た方法であろうと続けていく価値はあるだろうと思う。

 

 

 

 

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