Thursday, September 17, 2015

Mouth brooder, mouth nursery



知らぬ間にタラピアの赤ちゃんが池の中でたくさん生まれていた。

小さくて白ごまみたいのがうようよいて、私はそれにずっと見入ってしまった。

動物赤ちゃんには、だれ引き付けられる。

前にも、稚魚が少なくなってるなあ、他の魚に食べられてしまったのだろうかと思っていると、ある日は大量に泳いでいたりする。

なんでたまに見つからない時があるのかなあと不思議に思っていたけど、その理由がやっと判明した。

タラピアの母親は,卵産むそれ入れ守る。ふ化すると,小さな稚魚自由泳ぎ回りまわるのだが、そば離れることはない。危険近づくと、口の中に入って身を守っているのだった。

魚とて、親子親密よっ子ども保護し、えさ与え,訓練し、世話しているなんて凄いじゃないか。


見ていると子供達が一箇所で泳いでいる間、母親は他の大きな魚を一切寄せつけない。

ちょっとでも他の魚が近づこうとすると、跳ね返すように威嚇している。必要察知たり,状況つか賢く反応たりする能力には心から驚いてしまった。

そしてそのうち親大きく開け、底の方を掃除機で吸い取るように、稚魚を口の中に入れていった。

私は、この稚魚を一匹残らず口の中に入れて隠せるのだろうか?と興味深く観察した。

所詮タラピアだもんな〜。赤ちゃんはチョコチョコと動いているしなあ。

何匹は漏れていても、それでもう気にしないんじゃないかな、とタカをくくっていたのだ。

そうしたら、母親が何百匹という赤ちゃんを少しずつ口の中に入れている。

そして威嚇と吸い取りを繰り返しながらも、完璧に一匹も残らず口の中に入れてしまった。

心底驚いてしまった。

本能にも子ども世話する驚くべき才能発揮するよなあ。

これじゃあ、とマレーシア人の「tidak apa-apa精神」よりよっぽど凄いじゃないか!

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