Sunday, February 14, 2010

Paper Book VS e-book



今日は、チャイニーズニューイヤーです。


若者の活字離れや出版社の不景気が深刻化しているらしいが、今年日本は国民読書年なんだそうだ。

日本にもう長くいないから実感がわかないけど、電車の中だって本を読んでいる人は多いし(漫画だろうが新聞だろうが)、本屋や混雑しているし、これを読書離れといったら、マレーシアはどうなっちゃうのよ。国をあげて文字・活字文化振興のためにあらゆる努力を重ねる活動を行おうというが、今の人は活字に貪欲だと思うのだがなあ。。

また最近ipadの出現で、本は紙か電子化か?という議論があちこちで繰り広げられている。
私自身は紙の本が好きなのだけど。。。でも収納やある便利さでは電子化も応援したい。どっちもメリット・デメリットはあると思うけど、便利になることは間違いない。
電子書籍はある意味で世界を変えると思う。
結論はやっぱり、これから先は紙媒体が無くなって電子書籍だけになることはないと思う。

                    *** 


やっぱり紙のにおい、手触り、書体などがすべて合わさって本になっているのだから、その辺に魅力を感じている人は多いだろうし、
帯につけられる煽り文句などそれらも含めて一つの「作品」だ。
本屋さんや図書館が大好きで、本屋さんに入って背表紙を見るだけで心が癒されたりワクワクする人だって多いと思う。

本屋で惹かれた本を手にとって買ってしまう。そして新刊情報なども楽しみの一つ。
また読むのを中断した時、上から残りのページ数を見て「あ、まだこんなにある」というワクワク感や「もう少しで読了」という達成感や寂しさを味わえる。
 
                    *** 

仕掛け絵本みたいのは「電子」では無理・・・ 反対に紙でできないことが電子でできるだろうし。
余談になるけど、去年に鈴木光司がトイレの中で読むトイレホラー短編小説ならぬものをトイレットペーパーの形で出した。
そういうユニークな試みをもっと試して欲しい。

ニュース、最新の論文などスピードが要求されるものは、電子版の方が便利かな。旅行先でも便利でしょうねー。
何冊もかさばって重い本を持ち歩かなくてもいいのだから。

Iphoneとか、ひとつの中に全部の情報を入れることが出来るというのは情報処理フェチのわたしにとってとっても魅力あるもの。
Iphone活用術と言う本を読んでいるんだけど、過去にザウルスからずっとやってきたことが更にすばらしく、そしてデータの紛失も心配せずできてしまう!
すばらしいよ!!
一方でなんでも電子化すればいいってもんじゃないとも思うけれど。
あと、マレーシアからオンラインで全部の電子日本書籍が購入できたら夢のようだ。 

                    *** 
 
ハードカバーから文庫になった時点で価値が下がると思っている人もいるらしいけど、私はペーパーバックより素敵な日本の文庫本は誇りだ。
サイズといい、かたちといい。並べてもきちんと揃って気持ちがいい。

まず一度は、電子本で読んで、同じものを書物を手にとって読む、という実験をしようと思う。
電子では味わえなかった感覚が見えるのではないか。

No comments: