Monday, August 17, 2009

「規格外」の野菜たち




新聞によると、祝祭シースンを前にして、砂糖不足が起こっているそうだ。
あと数日で断食という中、消費者のパニック買いによって、スーパーや食品雑貨店では砂糖が売り切れになるのは毎年繰り返されている、年中行事みたいなもの。
砂糖販売を1人当たり1kgに制限している。
うちは、飲み物に砂糖を使わないし、なにかお菓子やおかずにちょっと使う程度なので、1kg買うとまず半年以上はもつ。

さて、日本では長雨や日照不足の影響で、野菜の値上がりが続いていることから、農林水産省は、傷の入った野菜など、「規格外」とされる野菜を出荷するよう生産者に求めることを検討しているそうだ。この「規格外」、マレーシアではどうだろうか?
ジャスコなどでのスーパーではきれいに袋につめられているので、きちんとそろった野菜の方が卸すのには好ましい状況だ。
実際、うちもオーガニック専門で少しジャスコに卸しているが、収穫をした後には綺麗に揃った物だけを、運んでいる。

でも栽培している野菜に、「規格外」と呼ばれるものが出るのは当然のことで、全てきれいな野菜が収穫できるなんてわけはない。
そんな野菜たちが多い。
そんな野菜たちは、食品雑貨店に運ばれる。例えば、チリなど、ペーストにして使う場合(レストランとか)は、ちょっと虫に食われても形も気にしないので、少し安く売る。
消費者には「規格外」でいいから安い方がいいという人だってもちろんたくさんいる。
でも考えると、「野菜の値段は、労働力」。
きれいな野菜も規格外の野菜も手間は同じ。「規格外」だからといって安く売って果たしてよいのだろうか?
かといって明らかに形がおかしくて、中身も違う(勿論味も)のは正規の値段では売れないけど。








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