Saturday, June 10, 2017

The national museum




仕事がらみで先日国立博物館に行ってきた。

国立博物館は、子供達がまだとっても小さかった頃、計算すると約23年前くらいに行ったきりだ。
クアラルンプールではおなじみの観光地となっているものの、他国の威厳ある博物館と比較すると、規模は小さく、お粗末なデコや、国立たろうものが風格は全く感じられない。
 という具合でも、23年前のマレーシアなのでゆるせたというわけだ。



さて、今回行って何か変わったのだろうか?

結構年追うごとに改装などがあったようだが、全体的には何も変わった印象はなく、ちょっとがっかり。

売店もガラクタ、コンビニを一色多にしたよう。博物館の書籍さえなくて、ポストカードや関係のない雑誌類があった。
まだイスラム美術館の方が立派かもしれない。 
マレーシア国立博物館の敷地内には、もう一つマレーシア土着民族博物館がある。
マレーシアの歴史の流れがユニークなために、内容はそれなりに興味深い。

 ここには6−7カ国のボランティアガイドさんがいる。ボランティアさん達はきちんと講習を受けており、その中でも特に日本人ガイドさんは驚く事に現在30名もいるという。
ガイドさんは、歴史の他にもそれにまつわる文化財の説明、館内の説明書にはない裏話的な物も話てくれるし、ちょっと質問をしたり、会話をしながら進むと、終わった時の満足度は何倍も違うと想像する。


というのは、私の場合は歴史に強い主人によるうるさいほどのレクチャーを受けながら見て回ったので、ガイドさんは頼まなかったが、よく考えてみると、独りで何の気なしに進むのは、素通りとまではいかないが、あまり頭の中にとどまらないような気がした。
きちんと英語とマレー語表記のある説明文を読みながらでも、観覧完了した後にあまり頭に残らない感じだ。

それが、相互コミュニケーションをしながら進むと、頭の中に濃くインプットされて、気持ち的には満足する。


入場料はRM2(マレーシア人)、と日本円で約50円、(外国人はRM5。超安く、嬉しいと言えば嬉しいのだが、ちょっと安すぎやしないか?
この値段を見るだけでもっとお粗末な印象になってしまうというものだ。
国の予算がまわらないのだったら、もうちょっと高くしてアップグレードのための資金にしてほしいものだ。


ローカル一般多数が自国の歴史にリスペクとしていないというか、関心がない人興味が湧かない、好奇心がないというのが多いのも事実、それはやはり裏を返せば教育の問題にある。

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