度々訪れるインドネシア、ジャワでは、古代遺跡もよく見てわった。
しかしここも、同じく再び噴火したメラピ山の火砕流で廃墟と化してしまうのだ。
そしてだんだんイスラム教も入ってきて都中心は東部ジャワへと移り後期を迎える。
仏教とヒンドゥ教そして土俗信仰、アニミズムが混じった文化が創られたプランバナンは、とても素晴らしく芸術度が高い。
遺跡周辺に広がる集落や田園風景ものどかでゆったりとした時が流れている。
バリだけではない。 インドネシアではいつもどこでも芸術度が高く感じられる。
山の斜面が段々に開墾され、棚田になっているのは、ジャワならではの光景。
ジャワはインドネシアの中でも、特に土地が豊かなのだそうで、お米も3回収穫ができるのも作られているらしい。稲作民族で、みんなご飯が大好き。
Kepyokに来るワーカーさんも、これまでいつもジャワ出身が多く、1日3食お米を食べる。ひと月2人で20kgはちょろい。
日本で販売されているレンガは、 建築基準法でレンガを構造体に使用することが禁止されている上に、レンガそのものが硬いのだろうけど、インドネシアのレンガは、とってもやわらかい。
そういう意味では簡単に割れてしまう弱いレンガは質が悪いということになってしまうのだろうが、ジャワの所々田んぼの中でレンガ作りを見ていると、それはとっても味わい深く、何とも暖かみがあるのだ。
まあ、マレーシアでは地震もないしね。
ジャワでは農業をやっている人が、小さなレンガ工房を作って、手作業で製造している。
1日に作れるレンガの数はせいぜい1,000個程度らしく、藁を焼いて黙々と煙りを出して竃をたいている。
赤土のような、粘度の比率が多いのかきめ細かく見える(柔らかそうに見える)レンガは、マレーシアでは滅多に見る事がない。
マレーシアとインドネシア、微妙なニュアンスのテキスチャー。
ありそうでないものは他にも驚く程多い。
インドネシアの家や塀に使われている色々な穴空き模様のレンガは、マレーシアにはなく、私たちはいっぺんでその穴空き模様のレンガに惚れ込み、家具や扉とともにコンテナーで運んだ。
柔らかいのでコンテナーの中で割れてしまったのもたくさんあったけど。
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