Sunday, May 22, 2011

Treasure is in the backroom of Singapore.



「シンガポールの奥座敷にお宝が眠っている」というのは、私の師匠のお言葉。

そのお宝は、なかなか外国人の目から見えにくい(知らない)し、国内に一緒にいるマレー系以外の民族も知らない人が多い・・・。


マレーシア国内のブミプトラ優遇政策は不公平だろうか??
優遇されているがために、勉強を一生懸命やらない、とか政府依存体質を生み出してしまったなど
という問題はもちろんある。
優遇というバランスはとても難しいものだと思う。
ただ、やはりマレー人は元は田舎の農村出身だ。
そののんびりしたルーツにいる民族が華人と同じ土俵に入れられたらやはりバランスは崩れるだろう。

優遇政策なしには、マレーシアはこれまでの社会的安定と経済的繁栄を決して実現できなかっただろう
と思う。程良く公平な状態を保ち、安定したエスニック関係が維持できなかったならば、社会情勢は
悪化してインドネシアと同じような運命を辿っていたかもしれない。

マレーシアの文化や宗教の自由というのは、アメリカのそれとは違う。
アメリカは、先住民族のインディアンを除いては全員外国人。
でもマレーシアは、ブミプトラという先住民族がおり、大多数を占めそこへインド人は華僑が移民してきた。
それでもマレーシアは妥協してインド人や華僑に対して文化や宗教、言語、習慣などのアイデンティティーを自由に選択させている。
おとなりのインドネシアは、華僑も中国語の名前はもてないし、インドネシア語を強要されています。
だから、インド人や華人はこうした背景を理解すべきだと思う。


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