Wednesday, November 10, 2010

Convicted wildlife smuggler Anson Wong




絶滅が危惧される爬虫類(はちゅうるい)など希少な野生生物の密輸で世界に悪名をとどろかせている
アンソン・ウォンが8月末に逮捕されて、未だ間もない。

彼は、密輸業界や各国の取り締まり当局の間ではよく知られている人物だ。

2001年に米国連邦刑務所での懲役5年11カ月(うち2年10カ月は服役済みの扱い)と罰金約540万円の刑が
言い渡され、さらに出所後3年間は米国内での動物の販売が一切禁止され、つい先日に5年の懲役をまた
下されたばかり。

 2001年の逮捕のときは、米国内務省魚類野生生物局の捜査官で、精鋭5人から成る特別捜査チームを率いて、5年間おとり捜査を続けてきたのだという。オーストラリア、カナダ、メキシコ、ニュージーランド、
米国の捜査当局の協力で、ようやく逮捕にこぎつけた。  

 だが売買禁止は、現実には何の意味もなかった。
アンソンが逮捕されてすぐ、彼の妻が新会社を立ちあげ、アンソンの服役中に米国への野生生物輸出を始めた。
さらにアンソンの事業の中核であるスンガイ・ルサ・ワイルドライフ社は、禁止措置にもかかわらず、
依然として取引を続けていたのだった。


野生生物にかかわる犯罪は長い間、世界の多くの国で重罪とは考えられてこなかった。

合法・違法を問わず、売買されたことのない動植物を地球上に見つけるのは難しい。

食材、ファッション製品の素材、ペット、香水、薬の原料など、実にさまざまな目的で動植物は取引され、
中国や米国、ヨーロッパ、日本に毎年数千億円相当が輸入されている。

 野生動物が市場に出回るまでの道を逆にたどれば、たいてい貧しい猟師や農民に突き当たる。

彼らが捕獲した動物が地元の業者に引き渡され、供給ルートに乗るのだ。アジアでは、高級食材として
宴席に並ぶか漢方薬店で売られることが多く、欧米では居間に飾る装飾品として珍重される。

当然ながら、希少な生き物ほど高い値がつく。世界各地で自然破壊が進んで生き物の個体数が減るほど、
その価格は上がるのだ。


 ちょっと話は変って最近アジアでは絶滅危機とされるアルマジロが人気あるらしい。

食肉として、背中のうろこはスパイスとして。味や食感は豚肉に似ているんだって。

北アメリカや中南米では、一時期増えすぎてしまい許可を取れば狩猟して食肉として食べても
いい事になっているようだが、今はアメリカでも減少の傾向にある。

パンダの毛皮や虎の睾丸、サイの角に猿の脳味噌、人間ってどうしてこうも稀少珍欲なんだろう。

なんでそんなものが身体にいいって信じるのだろう。

No comments: