Friday, July 16, 2010

Dive with Shark in Aquaria KLCC



前回に引き続き、今回もついでにダイブネタを。


数年前に、マレーシアでエンジョイ出来るアクティビティーを取材中、KLCCにある水族館Aquariaに潜入したことがある。

「自然ではない、ガラス箱の中」というのはごもっともなんだけど、中にいるとそんな感じは全然なし。
水族館展示の外側ガラス越しから見るだけでは決して感じられない、息を呑む大迫力の世界がある。





RM400(ライセンス無はRM450)って高い気もするけど、Aquariaの何千本とダイブしているマスターいわく
「何千回と自然の海で潜っていても、珍しいサメを近くに遭遇したり、触ってみるチャンスはないに等しいのです。だからこんなに珍しい多くの種類の魚と一緒に泳ぐことができる「ダイブwithシャーク」は400リンギ以上の価値が絶対あります!」と太鼓判を押す。






ンー、もっともと言えばもっとも。確かに自然の海ではできないような体験ができて、魚たちの知られざる意外な一面を肌で感じることができる。
本当の「サメ肌」も触って確かめることができる。




Aquariaには陸・水中生物が283種、約5000匹いるという。

潜っていくと、まずは巨大ナポレオンがお出迎え。
続いてその名のとおりサメがいっぱい見える。
ビデオで見たとおりのレオパード・シャークやバンブー・シャークはぶつかるギリギリのところをスッと横切る。

上を見ると、畳3畳分はあるかと思われる巨大なイトマキエイがこれまたギリギリの頭上をかすめる。

アッ、真正面からは大きなカメが近づいてくる!と思ったら、私の顔の前でピタッと止まり、手にウエルカム・キスをされた。
そんなことが一瞬にして起こりもう大感激。




ホワイト・ティップス、グレイリーフ・シャーク、オオテンジクザメなどサメだけでも10種類位いるそうで、東南アジアではここしかいないという南アフリカからのサンド・タイガーシャークは、世界で4番目に危険なサメだ。大きさは3メートルくらい。

ちらっとギザギザの歯がのぞいていて顔つきが獰猛そう・・・。
この勇ましい姿が悠々と横切るたびに「なめんなよ」と言われているようで、ちょっとビビッてしまいそうだ。

サンド・タイガーシャークとすれ違うときに、ダイブマスターが触っていいよという合図をしてくれた。

サメは嗅覚だけではなく、聴覚も発達していて、不規則な音を、約2キロも先から感知するのだそうだ。
ダイブマスターは毎日潜っているので、サメ達とはすでにお友達。人の心拍リズムで誰だかわかるのだって。だから、私のようなストレンジャーがいきなり来ると、聞いたことのない心拍をキャッチして、そいつが危険なものかどうか探りに傍へ近づいてくるというわけ。




沈没船が置かれ、海の底を再現している。
ダイブマスターが指を指す底には、オオテンジクザメがドッシリと横たわっている。
オオテンジクザメは白灰色のサメで、4、5メートルはあるだろう。 





自然の海とは違う事もうひとつ。
ガラスの外側に人が見えること。親が子供達に私のことを指さしている。手を振ってくれるたくさんの人達。なんかすっかり自分が動物になった気分だ。

餌付もすることができる。
もう2人のダイブマスターがバケツにむきあさりや魚を入れてやってくると、とたんに各種の魚の大群に囲まれる。
撫で撫でされ、私に抱きつかれてもおとなしかったオオテンジクザメも餌をめがけてノソノソと動き出した。

ダイブマスターの手から魚をもらって食べていたのが、そのうち「もう、そんなのじれったい!」といわんばかりに、バケツの中に大きな頭を突っ込みだした。その姿は、うれしくて尾っぽを振っている犬とか、飼い主に甘えているようにも見える。




岩陰からは大きなウツボが顔を出し、好奇心旺盛なハコフグはいつも私の目の前のところに来ては、口をパクパクしながら私をジッと見ている。
その目は何かを考えているようでもあり、なんだか意思疎通ができそうな気配。
(ああ、今日から魚は食べられないと思ったことか・・・)
 
飼われた海洋生物という感じは逃れないが、魚の大群やサメ、エイ、カメに体当たりをされて、もみくちゃにされて、本当にこんな体験は一生できないかもしれないよ。
興味がある人はぜひ!

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