Sunday, May 02, 2010

Galapagos and Herbivore, and after Bubble




先日、日本から仕事でマレーシアにちょこっと立ち寄った女性と話す機会があったのだが、
この不況社会で、個人消費は本当に縮み込んでおり、若い人もお金を使わなくなったといっていた。

クルマなどの高い買い物をするわけでもなく、特に欲しいものもなし、高価な食事を楽しむ訳でもなく、
そこそこのランチやデパートの地下のお惣菜が人気だという。

家の中でテレビをみたりゲームやインターネットが好まれている巣ごもり化傾向、そして海外旅行に行きたいという欲求もさほどなし。

景気という社会現象がこのようにしてそこにいる年代の気持ちを変えてしまうんだなあと改めて感じた。

しかし、外に出たくない、海外にもこれといって興味なしという人の心理や、日本には外では使えない独自の規格や規制が日本にはあること、言葉に関してもしかりで、国内にいれば日本語だけで十分用足りてしまう。
なんだか「ガラパゴス化」という言葉が頭にちらつく。。。

日本は昔鎖国だったけど、また「ガラパゴス化」という現象が危惧されている。

もちろん遅れているというのではなく、反対に高いニーズとそれに答える努力をしてきた水準の高いモノが世界の標準とズレが生じて拡大してきたと見られているようだ。

日本市場で技術やサービスが独自の進化を遂げて世界からかけ離れとしまう。
良い技術や多機能さを誇っていても、海外では存在感を示す事ができない。
日本特有さが好まれる異質性。

それが、生態系の世界で言うと、他の大陸から隔絶されたガラパゴスに良く似ていると言うのだ。

この現象は、今後日本経済に深刻な影響を与えるとも言われている。そこから脱却していくためには---

#どんどん外に出て行く。
#競争に勝つという考えではなく、共生するという考えを持つ。
#そして世界の変化に日本を結びつける。


こうした独自性は世界にとって非常に意味があるモノなので、戦略的に活用しようという意見もあるようだが。

話は逸れるが、ガラパゴスには強い肉食動物がいないらしい。
最近の傾向にある草食男子という言葉を思い出し、なんだか、ますますガラパゴスみたい!?

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