Thursday, April 22, 2010

PM visited Japan



日本を公式訪問したナジブ首相は、鳩山総理と会談。

マレーシアを先進国の仲間入りさせるための新経済モデル(NEM)の重要性を説くとともに、日本企業の投資拡大や環境改善、サービス・金融、バイオテク、情報通信分野などで協力し合っていくことで意見が一致したようだ。

かつて「インフラが世界級になっても、メンタリティーは三級」と首相にこき下ろされたことがあったが、高レベル技術を折角学んで、人材育成の投資をしても、安い外国人労働者ですませるだけでは職人は育たない。

政府補助金、コネと人脈への依存体質も歯止めを掛けなければ先進国入りの妨げになる。

そしてもうひとつ、かつてマハティール首相が打ち出した「ルック・イースト」を見直そう、
というか新たに強化していく風向きである。

かつて1980年代にはじまった「ルック・イースト」政策では、マレー人の社会向上のために日本に学べと多くのマレー人を語学や工学を学ばせるために日本へ留学させた。

「ジャパン・アズ・ナンバー・ワン」は何処へ行ったのか、政策は衰退していったようだが、ここへきてまた動きが出てきたようだ。日馬交流のためには結構なことだと思う。





外国人労働者を削減する目的で、雇用コストを引き上げる検討をしている事が人的資源省が明らかにしている。
(いつもくりかえしている問題なので、あまり期待はできないが)

マレーシアの弱点の1つは労働市場。

国内における外国人労働者は不法を合わせると200万人以上。

以前までは、外国人労働者の大量受け入れは大量生産に結びつきマレーシアにとって
よかったのかもしれないが、今時代が変化し、グレードが高いサービスや質の要求に答えられる
レベルに到達するには短期的な所得に捉われ、コスト減だけに焦点を合わせているだけではだめだ。

高質のものや付加価値のあるモノを生み出す、創造していくには、外国人労働者の過剰依存は捨てなければいけない。

でも事実お隣からどんどん入ってくるわけだし、捕まえて強制送還させても、彼らにとっては痛くもかゆくもない、また直ぐに入ってくればいいわけだから。

反対に留学したままその国で働き帰国しない有能なマレーシア人も50万人いるという。

帰国した場合の優待遇はあるものの、なかなか帰ってこようという気がおきないようだ。

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