Friday, June 06, 2008

Petro Price go up



CherasからGombakまで3時間、今日は異常に渋滞が激しいので変だなあと思っていると、「明日(夜中12時)からガソリンがRM2.70に値上がりするそうだよ」と知っている人からSMS。
どこのスタンドも長蛇の列。
9時半に学校が終わった子供をピックアップして、家に帰ってきたのが11時。もうクタクタだった。

スタンドのまわりの道路にはみだして列をつくっているので、渋滞だらけ。
ガソリン売り切れのスタンドも数件見かけた。1回だけ満タンにしても、違いはRM15くらいか。その次の日からはもう値段はいやおうなしにずっと高いのになあ。こんなも長い列つくってまで、、、ご苦労様。どこも渋滞だらけで、ガソリンが底ついてきて、列に並ぶのが嫌でも並ばざる得ない人も結構いただろう。
で、並んでいた途中で売り切れたり、12時になってしまったり、という可能性も十分にしてあるのだ。
それにしても「ガソリンがもう手に入りません」というような感じのすごさだったなあ。

そもそも今の世界に石油は足りないわけではないのに、どんどん値上がりするというのはどこかで実体経済とは関係ないマネーゲームが行われているからだ。

マレーシアは世界に稀な資源の豊富な国で、これまでゴムNO1、スズNO1、パームNO1、そして石油もけっこう採れる。
でもほとんどが輸出している。そのほうが高く売れるからだ。
これまでの石油価格は政府が何パーセントか補助していたといわれているが、本当はそんなことしていないという声も聞く。
国内で採れた石油を他国へ高く売って、補助をしてるように見せかけ、実は反対に国民からも多くの利益を取っているのだ。30年以上前からの法律で、ペトロナスの利益は首相しか知らせることができない。交渉によってはいったいどれくらい利益を得ているか誰も知らないか、かなりのものといわれている。

ボドウィ(アブドラ首相)の支持率が下がっている中、国民が苦しくなっても、今政府が、ボドウィ(アブドラ首相)が必要なのはお金だ。自分の政権を継続するために、票集めに必要なお金。

ガソリンの小売り価格を約4割、ディーゼル燃料を約6割それぞれ引き上げ、電力、お米も上がり、これから、いろいろな物が値上がりするのは必須だ。
(セランゴール州の水道料金は下がったけど)
みんなこれほどの石油値上げは予想していなかっただろう。
でも8月にはRM4.00になるといううわさもある。

町もなんか静かであまり活気がないように感じられる。レストランもガラガラが目につくし。
みんなが経済に不安に感じているようで、お金を注意深く使うようになっているようだ。
この物価上昇ぶりは一般人にとって打撃が大きく、暴動でも起きるのではないか。


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