Wednesday, August 10, 2011

Ramadan Month(1)




 イスラム教が国教の国であるマレーシアでは1ヶ月間の断食(ここではラマダン、またはプアサともいう)に突入した。

日のあるうちは食べる事も飲む事も夕バコさえもいけない。
あと、巷で見のがされている事に、体の中へ穴から物を入れてはいけないということもある。
だから耳の穴へ綿棒を入れたりして掃除するのもだめだし、鼻の中のお掃除もだめ、性交もご法度だ。
神聖な時間帯であるために変な妄想に耽るのもよろしくない。

 食べ始めて良い時間、たべてはいけない時間、すべて日々の太陽の傾斜によるものだが、マレーシアでは四季がないため、毎年日の入りと日の出の時間帯もさほどかわらない。だいたい朝五時半頃かう夜七時半頃まで食べられなくなる。
もちろん正確な時刻は新聞にも掲載されテレビでも日に何回と流れる。


 断食明けの時間には、その一秒たりとも狂わない合図を待ち、合図と共に一勢に食べ始めるのだ。
レストランでサービスにスペシャルデザートや飲み物を出す所もあり、ブッフェも目立つ。

断食明け数分前、すでにオーダーした食べ物は目の前のテーブルの上に並んでいるところ、ひたすら食べ始めの合図を待つ。時間と共に一斉食べ始めるのも、豪快。

オフィスアワーは午前7時45分から午後4時30分までと始業・終業時間を前倒しする企業が目立つ。

 この時期、お父さん達や仕事帰りの人達は我れ先と帰路を急ぐカーレースを乗り越え早々と家へ帰宅し、家族全員で一緒に食事をとるのが通常。
我が家でも、普段は夕食時に家にいない、友達と食べてしまう時もある息子も殆ど家で一緒に食事をする。


小さな子供たちにとっても忍耐試練の月だ。

とはいっても親からしなければいけないと強制されるものではなく、みんな出来る限り自主的に行い、
半日からはじまったり、1ヶ月中に今年は何回できたと、毎年レベルアップしていく。
もちろん1ヶ月完璧に断食ができる恐るべし幼稚園位の子供もいる。
1日できたら「いくら」とお小遣いで釣る場合も。。。





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