Tuesday, June 21, 2011
Can you survive in the condition of flat world?
「フラット化したコンディンションのなかでタフに生き残れるか?」
歴史の渦中に生きているなんて考えた事も無かったけれど、実際かなりの激動の最中に生きているんだと思う。
国がそして企業がグローバル化した。そして今、個々がグローバルに活躍している。
個人が国境を越えて活躍し、価値ある人は出身国に関係なくよい仕事をし、高い報酬を得る。
先進国の人だから裕福で途上国の人だから貧乏という図式は壊れている。
これからは国籍が加味されない個人の価値が問われるときが来るだろう。
自国の文化に他国の文化を取込み発展させることができる。それも個人レベルで。
たった13年前の思い出話だ。
初めてパーソナルコンピューターが登場したとき。知り合いがすでに子供のマルチメディア教育ツールとして使用しているのを見て興味を持ったのを今でもはっきりと覚えている。
注文しても手にとどくまで2週間掛かった。
主人は「マルチメディアの生活がまちどうしい~」ともだえていた。
その頃のコンピュータなんていうのはとっても高かった。
でもマレーシア政府は1人でも多くの国民がこれからのIT時代に必要なコンピュータを普及させたくて、コンピュータ購入のためになら年金から引き落として買ってもいいよ、というシステムも出来たほどだ。
私にはもうひとつのハードルがあった。
マレーシアでコンピュータを買っても日本語変換なんか気が遠くなる様な面倒くささだった。かなりコンピュータの知識がある人でないと失敗したり戸惑ったり・・・。
その頃、私は日本で購入したシャープのZAURUSも使っていたんだけど、それで自宅からで初めてインターネットに接続した時の感動はもう人生3本の指に入るくらいの感動もんだったかもしれない。
あれでもないこれでもないと試行錯誤して。
今ではどうだろう。
本屋や図書館に行かなくてもワンクリックでかなりの情報が得られる。
家から一歩も出ずに他国でショッピング。
数カ国と同時ミーティングは当たり前。
毎日、マレーシアに居ながら日本とドバイ、アブダビ、南米チリをSkypeは日常化している。
トレーディングだって、一番安いところ、一番効率がいいところ、と探しまわる。
これだけ強力で便利なツールが普及している今、それを正しく使うか使わないか、正確な情報を得ることができるかできないかで、人間の能力は何百倍も違ってしまうと思う。
また、みんながこうしてツールをもつことによって、フェアになる一方で、もちろん競争はもっともっと激化するだろう。
フラット化---もう皆も気がついていると思うけど、現在、機械的に出来る単純作業はコンピュータに置き換えられて、人件費の安い国でも出来る仕事はそちらへ流れている。
マーケット特性とか、人種とか、国家とか、そういったことにあまり影響を受けず、いいとなれば、世界中に一気に普及する。世界中のネットワーク化を図ることによって、一気に。
オールドスクールだと、ある国で生産された商品がそこで時間を掛けてヒットし、それが他国へ輸出され、他国でも生産されるようになって・・・というのが形式だったけど。
「フラット化する世界」には、インドや中国との競争に勝ち抜くためにどのような方向に向かうべきかが書かれている。日本人もこの本を真剣に読むべきだと思う。
日本にいると、頭では分かっていてもリアリティがない。
どこかで自分には関係ないと思ってしまう。
しかし、確実に世界は移り変わっていってる。
ここ10年以上日本発の知価ブランドがほとんど生まれていないよね。
このままではグローバルに立てる日本人はいなくなってしまう。
世界は着実にかわりつつある。
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