Tuesday, December 28, 2010

The baby who has life for 99 years



「99才まで生きたあかんぼう(辻仁成)」―――


それぞれの人の人生は、それぞれのドラマ。
何歳になってもあかんぼう、というのは40才すぎてから気がつくものだと思う。
ましてや神様の前では・・・。

自分の好きな事をやって失敗をしても失敗した理由を考え、見つめなおして、また夢を持つ。

挫折したり悲しかったりの繰り返しで成長もするし、まだまだ初めて気がつくことで、
まだまだ自分はあかんぼうなのだなあ、と思ったりもする。



若い人が読んでも単なる人生録でピンとこないかもな。



一生にはたくさんの試練があるけど、幸せだってたくさんある。

自分の家族と照らし合わせてタイムマシーンで未来を盗み見るような気持ちで、
彼の老年期も読み進めてみた。

結婚し、子どもを持った結果、こんなにも幸せが、悲しみが、喜びが、未来には用意されていることを
、具体的に主人公の私は知る。

自分が死に際に立ったとき、自分の人生ってトータル的にはどんな人生だったかな、
と思い出すのだろうか。

1人の人生が終わった時。
やっぱり長いようで人の一生って短いな。
大きい意味がぎっしりつまった小さな人生。


湯水のようにあった時間も、そろそろ、、、と感じ始めるのは何歳からなんだろう。
いや、もうなんとなく思い始めているかも・・・。


会えてよかったとおもえるような1冊の本だった。

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