最近、子供の自殺が多い。連鎖反応でばんばん増えている。
子供を持つ同世代の親からすると、とても悲痛だよね。
そういうことが日本ではあると言ってもうちの息子は、信じようとしない。
マレーシアではいじめの種類が陰湿な日本と違うし、まだまだ平和なんだなあと思う。
もっともマレーシアでは、日本と全然社会環境や人間関係は違うけど、
キリスト教やイスラム教では、自殺は最大な罪としてよく教えられているので、そんなことも歯止めになっていると思う。
子供というのは、見ていると無邪気でかわいいところがある反面、残酷な面も持っているという現実がある。子供は天使とはよく言ったもんだけどね。
でもこの残酷さというのは、子供が醜いのではなくて、結局我々、醜いオトナの鏡なのだと思うんだけど。
子供って凄く冷徹なまでに、我々大人を観察し、分析し、ある種の結論を持っているから。
オトナがこうだから、僕らもこうでいいんだ、という結論。
でも子供って弱い。
弱いがゆえに、大人よりも生きるという事に、物凄く真摯に向き合って
大人の想像以上にエネルギーを使っている。大人になったら色んなモノと闘えることでも子供にはできない。
いじめは、子供だけで闘って止めさせるのは、まず無理だろう。で、本来助けを差し伸べる教師は、信頼出来ないケースが多過ぎる。
まず、周りがいじめられていることに気がついてあげること。
そして子供に「逃げてもいいんだ」という道を示してあげた方がいいのだと思う。
長い目から見れば学校なんて行かなくてもいいと思うし、一時期の休学や学校変えだって方法はいくらでもある。死んでしまえば元も子もないもんね。
でもそれは大人になったから出来るんです。
ちょっとしたことには、がまんをさせるということは、とても大切なことだけど、問題の程度によっては、「道はひとつじゃない」ということを教えてあげれるのはまわりの大人だけ。
あとは甘やかす事と、愛する事。
それは絶対にイコールじゃない。人を愛するという事はどういうことか?
ゆっくりと考えてみてほしい。その姿を子供は見ている。
その積み重ねが子供が親を信頼してくれる道なのだと思う。
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